「糊代norishiro」とは

「糊代norishiro」には

・紙・ねんど・廃材(ペットボトルや食品トレイなど、家庭ではゴミとされているもの)など、様々な素材を使って「描く・つくる」を思いっきり体験する空間(スペース)

・多世代がアートを介してお互いに共鳴し、認め合い、今ある時間と空間を最大限に楽しむコミュニティ

という2つの目的があります。

 

社会って色々な年齢層、多様な考え方の人々が生活しているのに、生活している場所はそれぞれ区切られた場所だったりします。

幼稚園、保育園、学校、デイサービス、リハビリ施設、病院…などなど。

もちろん、それぞれの場所には専門性があり、条件があり、理由があります。

しかしその場所と場所を繋げる「関係性」が、無いのではないかと思いました。

一昔前まではそれは家族がその役割を果たしていた側面もありましたが、現代は家族のあり方も多様化して「多世代・多様な人が同じ場所で生活する」機会が減ってしまいました。

若い世代は「歳をとるってどんなことだろう」と想像できなくなり、年齢を重ねることに「自分の過去の生活」を忘れていきます。

でもどんな世代でも「楽しくあること」は共通なはず。

まず「思いっきりやりたいようにする」ことで他人や世の中の規則を受け入れていくことができるし、元来人間が持ち得ている「創造性」を取り戻すことができるのではないかと思います。

そこで「やりたいようにする」手段として「アート」を取り入れてみました。

「アート=潜在的なパワーを表出させること」。「やりたいようにする」ことは無法地帯ではありません。

決して具体的な「何か」ではないけれど、一人一人が違っていいことが面白く、それが安心して多様性を受け入れるベースになるのだと思います。

そしてスタッフは「指導」はしません。

参加している一人一人が、自分の中にある「クリエイティブな何か」に自分自身で気付いていけるように支援します。

糊代norishiroはその人にとっては習い事であり、教室であり、居場所であり。役割は人それぞれであって良いと思います。

例え何かしらの病気で障害を負って今まで通りの生活が送れなくなったとしても、現在の場所に馴染めずにいたとしても、「自分は自分のままでいいんだ」と誰しもが思える空間・コミュニティでありたいと切に願っています。